学習塾向けのネット広告の種類と成功させるポイント

今や学習塾においても、集客に欠かせない広告。
なかでも今時の小中学生などの親御さんはインターネットを使って、我が子に合った塾を探す傾向にあります。
そのため、塾側もそんな親御さんたちに見つけてもらえるような発信をしていかなくてはなりません。
ここでは、塾が生徒を集めるために行っておきたい広告について解説。
塾経営における広告について興味のある方は、ぜひご覧ください。

学習塾がネット広告をすべき理由

学習塾の広告というと看板やチラシが思いつく人も多いかもしれません。
しかし前述のとおり、現代では多くの親御さんがインターネットを使って塾に関する情報を探しています。
ここでは、なぜ塾がネット広告をしたほうがいいのか、その他の理由についてもお伝えします。

1.効果測定が可能

広告を出して、なんとなく数人から入塾希望者が出たら「良かった、良かった」。
逆に何の反応も得られなかったら「うまくいかなかった」、などといった、ざっくりとした効果測定をしていませんか。

広告を出稿するうえで大事なのが“効果測定”。
広告を出したことで、塾の知名度がどのくらい上がったのか、何人が入塾してくれたのか、コストパフォーマンスは良かったのかなど、さまざまな検証を行わなくてはなりません。

しかしこの効果測定、新聞出稿やTV・ラジオCM、チラシ配布など従来型の手法では、なかなか正確な数値をはじき出すことができませんでした。

ところがインターネット広告を利用することで、どのくらいの人が塾に興味を示し、何人が入塾を申し込み、どの手法がいくらぐらいで効果を上げられたかなどの数値を明確にできるようになったのです。

それだけでなく、ネット広告を活用すれば、何が問題点で、どこを改善すればいいかなどのアクションも見やすくなります。
そのため、ネット広告の活用をおすすめします。

2.見込み顧客にアピールできる

ネット広告は見込み顧客に対するアピールとしても効果的です。
見込み顧客とは、商品・サービスの情報をすでに知っていて、積極的に情報を探している人たちのこと。
例えば、本格的な受験シーズンを迎える前から、親御さんは「うちの子をどこの塾に入れようかしら」と情報収集を始めています。
まだ入塾の決断はしていないものの、塾の情報を見つけ出し、どこが最も自分たちにとっていいのか検討しているのです。

見込み顧客は将来、自分たちお客様になってくれる可能性が十分ある人たちです。
そのため、彼らが喜ぶような情報を定期的に発信するようにしましょう。

学習塾の集客に効果的な広告の種類

現代では、学習塾の集客手法も多種多様。それぞれにメリット・デメリットがあります。
そんな学習塾経営に効果的な広告の種類を紹介。
学習塾の広告に悩んでいる人は、それぞれの違いを理解したうえで、自社に合った広告手法を選択することをおすすめします。

1.口コミ

学習塾経営において欠かせないのが口コミ。
友達同士の口コミはもちろん、インターネット上の書き込みを参考している人も多数存在します。

たくさんの生徒に入塾してもらいたいのであれば、評価の高い口コミは欠かせません。
多くの人たちに「あの塾良かったよ」「あの先生の授業を受けたから合格できた」と言ってもらうには、まず質の高い授業を行い、先生のレベルも高めなくてはなりません。

口コミが重要だからといって、嘘の書き込みはNG。
たとえインターネット上の口コミが良かったとしても、実際と異なっていたら、退塾希望者が増加してしまいます。
「あの塾の口コミは嘘だから、信用しないほうがいいよ」などの噂が広まってしまったら、目も当てられません。

多数の親御さんに支持されるような塾運営を行い、良い口コミをたくさんしてもらえるようにしましょう。

2.ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告も塾経営の広告手法として有効です。
ジオターゲティング広告とは、位置情報を利用してのインターネット広告のこと。
塾はやはり電車で何時間もかけていくというより、近くにある数軒の中から選ばれることが多いです。
そのため、塾周辺のお宅にピンポイントで広告配信できたほうが、費用対効果が高いといえます。
またジオターゲティング広告は位置情報だけでなく、ほかの情報なども利用して、よりターゲットを絞った状態で発信することができます。
一部の人たちにのみ情報発信をしたいと考えている人に、ぜひとも利用してもらいたい広告手法です。

3.GDN

GDNとは、Googleディスプレイ広告のこと。
Googleディスプレイネットワークとも呼ばれ、Googleと提携する200万以上ものWEBサイトに広告が掲載できるといわれています。

GDNはターゲティングも可能で、年齢・性別・子どもがいるかいないかなどを指定して配信することもできます。
そのほかにも、地域やデバイス、時間・曜日といった情報を指定しての配信も可能です。

バナーサイズも非常に多く、画像で多数の人たちの注意を惹きつけることができます。

4.動画広告

YouTubeなどの動画サービスを利用している塾の数も少なくありません。
最近はYouTubeなどの動画を長時間視聴している人がたくさんいます。
写真やテキストだけでは伝わりづらい塾の雰囲気や特徴なども、動画を使ってよりアピールすることができます。
またクオリティーの高い動画は拡散されやすい傾向にあり、さまざまな人に高評価やシェアボタンを押してもらえたら、何もしなくても塾の知名度がどんどん向上していきます。

「動画制作というとお金がかかりそう……」と思う人もいるかもしれませんが、最近は比較的安価に動画を作れるサービスも続々と誕生しています。
しかも一回作った動画は、長期間活用できます。
ぜひ動画制作にも目を向けてみましょう。

5.SNS

SNSを使って集客効果を上げている塾もあります。
動画だけでなく、インスタグラムなどのSNSも閲覧する人が多いメディア。
インスタグラムなどに投稿される画像は、目にした瞬間情報が入ってきます。
そのため、直感的に情報を受け取りたい人などに人気です。
また近年はLINE集客で成功している塾も増えています。

SNSのメリットの一つが、初期投資がほぼかからないこと。
アカウントを作って、写真などを投稿すればいいだけなので、塾側も気軽に始められます。

SNS広告はターゲティングの精度も高いため、アカウント運用だけでは難しいと感じる場合は、ぜひ広告機能も利用してもらいたいです。

SNSを使って、ぜひとも入塾希望者を増やしていきましょう。

6.ファインドキャンペーン

ファインドキャンペーンとは、Googleのディスプレイ広告の中の一つ。
YouTubeのホームフィード、Gmail、Discover Feedといったとくに視聴性の高い場所に広告を掲載可能。
配信面は少なく見えるかもしれませんが、ユーザー数は20億にも上るということで、高い広告効果を期待できます。
Discoverをはじめ、フィードの間に入ってくる広告のため、自然と目に入りやすいです。

より多数のユーザーにアプローチしたい人におすすめの手法です。

7.ブログ

SNS同様、ブログ更新も塾の広告手法として効果的です。
同じように、無料でアカウントを開設して、ぜひとも記事を配信していきましょう。

ブログの記事をアップすることで、WEBサイトへの訪問者も増え、塾の知名度が上がります。
最初の1、2記事だけでは効果を実感しにくいですが、長い時間をかけて記事を書き続けることで、何物にも代えられない重要な資産へとなっていきます。

しかしなかには「ブログ更新といわれたって、何を書けばいいか分からない……」という人もいるでしょう。
その場合、どのようなキーワードで検索されているかを調べて、読者が求めている情報を提供していきます。
たくさんの人が求めている情報を定期的にアップし、塾の信頼性を高めていきましょう。

8.リスティング広告

属性を絞って、塾の情報を提供していきたいのであればリスティング広告も効果的です。
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に連動した広告が表示される広告手法。
検索窓にキーワードを入力している時点で、すでに「塾に関する情報を知りたい」といった見込み顧客である可能性が高いのです。

リスティング広告は、広告がクリックされたときのみ費用が発生するため、コストパフォーマンスにも優れています。
1日の支払い上限や1回クリックされるごとの単価も設定できるため「思ったよりも多くのアクセスがあって予算オーバー」といったことも発生しません。
月数万円といった少額から始められるため、塾生を増やしたいと考えている人たちにおすすめします。

リスティング広告

さまざまな広告を紹介しましたが、なかでもとくにご利用いただきたいのがリスティング広告です。
ここでは、リスティング広告についてお伝えします。

1.リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動する形で表示される広告のこと。

例えば「新宿 学習塾」で検索しているユーザーは、新宿辺りで通える学習塾を探していることが予想されます。
そのようなユーザーの検索画面に、新宿校の学習塾の宣伝が表示されたら、興味を持ったユーザーがWEBサイトを閲覧するかもしれません。
このように比較的興味・関心の高いユーザーにアプローチする手法として、リスティング広告は注目を集めています。

リスティング広告のサービスを提供しているのはGoogleとYahoo!の2社で、それぞれに特徴があります。
どちらもアカウントを作成して、ターゲットに合ったキーワード等を設定することで簡単に配信できるようになります。
クリック単価なども自分たちで設定できるので、低予算で即効性のある施策を行いたい場合、リスティング広告の配信をおすすめします。

2.リスティング広告が失敗する理由

リスティング広告は塾生を増やしたい人にとって有効な手段ですが、誰でも必ず成功できるわけではありません。
初期設定がいい加減だったり、魅力的な広告文を掲載できていなかったりすると、思ったような成果を上げられないことがあります。

またリスティング広告は出稿して終わりではなく、A/Bテストなどを通じて、効果検証/改善を行っていかなくてはなりません。
始めて間もないときはどのくらいクリックがあったか注目していたけど、1~2週間たっても大きな成果を上げられず「リスティング広告はダメだ」と結論付けてしまう人も少なくありません。
しかし、リスティング広告で成果を上げるには、2~3カ月ぐらいは待つ必要があります。

そのため、最初はビッグキーワードを狙わず、小さな成果を上げていくことを考えましょう。
そうやって小さな成功体験を積み重ねていくことで、少しずつ大きな効果を上げられるようになっていきます。

3.リスティング広告を成功させるコツ

リスティング広告で成功を収めるには、まず出稿の目的を明らかにします。
塾の知名度をアップさせたいのか、塾生を増やしたいのかなど、改めてなぜ自分がリスティング広告を始めたのかを明確にしましょう。

リスティング広告を成功させるには、魅力的な広告文が欠かせません。
なぜこの言葉を検索しているのか、ユーザーについて改めて考えてみましょう。
検索ワードを広告文の中に取り入れるのも効果的です。

リスティング広告で成功するには、キーワード選定も大変重要になってきます。
キーワードの選定が悪いと、いつまでたっても成果を上げられません。
他社と競合しないようなオリジナルなキーワードを選定できると、クリック率アップにつながっていきます。

塾の広告を成功させるポイント

塾の広告についてお伝えしてきました。
では、どのような広告手法を採用したら、塾の広告戦略は成功するのでしょうか?
ここでは、どの広告手法にも共通する成功のコツをお伝えします。
つい今まで通りの広告手法や大手の真似をしていませんか。
広告で成功するには、以下の戦法が欠かせません。
ぜひ学んで、これからの広報活動に活用していきましょう。

1.目標を具体的に立てる

広告配信をする際は、まず明確な目標を立てるようにしましょう。
例えば、4~6カ月の3カ月で50件の資料問い合わせを目指す、といった具合です。
なんとなく「入塾者を増やす」ではなく、期間、予算、具体的な内容・人数などを設定したほうが好ましいです。

後述しますが、目標を立てたあと、実際に達成できたかどうか効果測定を行わなくてはなりません。
そのため、施策が本当に成果を上げるのに妥当だったのかを測るためにも、具体的な数値で示す必要があります。

また最初から高すぎる目標を設定する必要はありません。
リスティング広告は成果を得るのに数カ月はかかります。
モチベーションを低下させないためにも、比較的達成しやすい目標をまずは立てるようにしましょう。

2.ターゲットを明確にする

目標を立てたあとに行うのが、ターゲットの選定です。
どの地域の生徒か、どんな学生か、さらにどのような条件が付帯するのか。
ほかにも、今すぐ入塾したい生徒を探したいのか、それとも現在は検討中で本格的な受験シーズンに突入したら入塾したいと考えている生徒を探しているのか。
ひと言で「塾を探している学生」といっても、年齢・性別・興味関心等は大きく異なります。

塾経営に不安があると、つい「誰でもいいから入塾してほしい」と思ってしまいますが、そのような塾にお金を払って入りたいと思う人はほとんどいません。
それよりも、自分の求めるものを提供してくれそうな塾に人々は関心を寄せます。
ターゲットを明確にすることで、「これは自分のための塾だ!」と思ってもらい、入塾希望者を増やしていきましょう。

3.効果測定を行う

広告を配信したあとは、効果測定をしなくてはなりません。
どの広告がどれだけの成果を出したのか、しっかり記録しておきましょう。

インターネット広告に関しては、さまざまな分析ツールが用意されています。
便利な道具を利用して、できるだけ早く高頻度で効果測定を行っていきましょう。

なるべく早く効果測定を行うことで、いったい何が足を引っ張っているのか。
問題を見つけ出し、すぐ改善することができます。

求めていた成果を上げられたとしていても、予想外に費用がかかっていたら、それもよくはありません。
より効率的に同じような効果を出すにはどうすればいいのか。
社内で検討し、さらなる好成績を残していきましょう。

4.授業の質を上げる

たとえ素晴らしい広告を採用していたとしても、そもそもの授業の質が低ければ、入塾率アップにはつながりません。
多くの親御さんは自分の子どもが行きたい学校に進学できるような塾を探しています。
選ばれるためにも、塾や授業の質のアップ、優秀な人材の確保などにも力を入れていきましょう。

授業の質を上げるには、講師への教育やカリキュラムの見直しなども欠かせません。
ほか、授業についていけない子どもたちへのサポート体制なども充実させていきたいですね。

教育熱心な親御さんは塾選びに余念がありません。

「ほかの塾に比べて、ここはいいよ!」と思ってもらえるような塾にする。
それが集客をするうえでも、最も大事なことかもしれません。

生徒が集まる塾チラシの作り方

こちらの記事では、学習塾のチラシの作成のポイントと配布方法について解説しております。

塾を始めたときなど、塾生を集めるためにチラシ配りに精を出している人も多いのではないでしょうか。
チラシは塾の生徒集めに欠かせない宣伝物。
しかし作り方を間違えると、思ったような成果を上げられないことも……。

またチラシ以外の広報活動についてもお伝えしますので、新規生徒数を増やしたいと思っている人は、参考にしてください。

生徒が集まる塾チラシの作り方

集客を成功させて、子どもたちの進学を支援しよう

塾の広告の種類や成功するコツなどについてお伝えしました。
我が子の進学を希望するお父さん・お母さんにとって塾選びは非常に重要なもの。
良い塾に通わせて、希望する学校に通ってもらいたいとすべての両親が考えています。
そのような両親たちの希望に合う塾は、自分たちのところであるとアピールすることが今の時代には欠かせません。
ぜひ集客を成功させて、大勢の子どもたちの夢を叶えてあげましょう。

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