学習塾の集客のためのWEBマーケティング戦略

学習塾の経営者様のなかには、思い通りに生徒を集客できないというお悩みを抱えていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年、学習塾の集客では、Webマーケティング戦略が非常に重要となっています。

そこでこの記事では、学習塾で生徒が集まらない原因と、集客で活用できるWebマーケティング手法を紹介します。
生徒の集客に課題を抱えている経営者様は、ぜひ参考にしてみてください。

学習塾で生徒が集まらない3つの原因とは

まず、学習塾で生徒が集まらない原因を考えていきましょう。

集客が上手くいかない原因は大きく3つ考えられます。
以下に、3つの原因について詳しく解説します。

原因①地域の生徒を上手く集客できていない

1つ目の原因には、地域の生徒を上手く集客できていないことが考えられます。

学習塾の大手ポータルサイトの塾ナビのアンケート調査によると、学習塾を選ぶ決め手は「塾の立地」がもっとも多いという結果が出ています。

アンケート調査の結果は以下の通りです。

<学習塾を選ぶ決め手>

  • 塾の立地:43%
  • 講師:11%
  • 授業料:8%
  • 合格実績:8%

参考:塾ナビ
https://www.jyukunavi.jp/howto/index4.html

このアンケートで述べている塾の立地とは、家から近い場所にある立地のことです。
多くの場合、学習塾の授業は夕方や夜など遅い時間に終わるので、特に小学生や中学生の保護者は子どもが安全に通えるようにしたいと考えています。
つまり、学習塾には周辺の学校の生徒が通うことになるため、商圏は地域に強く依存することになります。

周辺の学校の生徒を呼び込むことができなければ、なかなか厳しい経営となるでしょう。

原因②Webでの集客ができていない

2つ目の原因には、Webでの集客ができていないことが考えられます。
株式会社マーケティングデザインの調査では、20代・30代・40代の3年代の人たちが子どものときに入塾した経路について以下のような結果を出しています。

学習塾の入塾経路
  20代  30代  40代 
Web  50.00%  33.40%  20.00% 
チラシ  7.90%  11.80%  16.20% 
紹介・口コミ  17.30%  35.00%  44.20% 
その他  24.80%  19.80%  19.60% 

参考:中受東京 (https://chuju.tokyo/?p=1173)

40代の人たちの半分近くは、紹介・口コミで入塾に至ったという結果が出ています。
それに対して、20代は17.30%となっており、他の経路に流れているという実態が明らかになりました。

さらに、アナログの集客方法である紹介・口コミとチラシの数値を合算すると、40代では60.40%に対して20代では25.20%となっており、倍以上の開きがあります。
また、Web経由の結果を見てみると、40代の20.00%に対して20代が50.00%となっており、今度は20代のほうが遥かに高い数値を出していることが明らかになりました。

つまり、時代が進むにつれて、チラシと紹介・口コミのようなアナログの集客方法よりWebでの集客方法のほうが、効果が出るようになっていることがわかります。
したがって、この時代にWebでの集客ができていないと、生徒を集めるのはなかなか難しいだろうと予想できます。

原因③ターゲットが選定できていない

3つ目の原因には、ターゲット選定ができていないことが考えられます。

まず、ターゲットの選定について理解するためには、子どもが学習塾に通う目的を理解しなければなりません。
学習塾に通う目的は人によって異なります。

想定できる目的は以下のとおりです。

<学習塾に通う目的>

  • 学校の授業についていくため
  • 中高・高大一貫校に受かるため
  • 難関校に受かるため
  • 国公立の学校に受かるため
  • 私立の学校に受かるため
  • 英語を身につけるため

人によって学習塾に通う目的は異なるため、目的別に授業の内容を変える必要があります。
規模の大きな塾であれば、さまざまな目的をもった人が集まっても、目的別にクラスを分ければ問題がありません。

しかし、中小規模の塾の場合、クラスをいくつも作るリソースがないため、さまざまな目的を持った人が集まると授業が成立しません。
そのため、学習塾はどのような目的をもった人を集客していきたいのか、ターゲットを明確にする必要があります。

そもそも、ターゲットを明確にしないと、いくら集客をしても上手くいかない可能性が高いです。
看板やチラシなどのアナログの集客方法でも、ホームページやリスティング広告などのWebの集客方法でも、集客はターゲットに対してどのようなメッセージを発信するかが肝になります。
メッセージの受け手に発信した内容を上手く訴えることができなければ、集客は成功しません。

関連記事>>効果的な学習塾の集客方法

学習塾が活用している従来のマーケティング手法

スマートフォンが大々的に普及するまで、学習塾はアナログの方法で集客をしていました。
以下に、これまで活用されてきた具体的なアナログの集客方法について解説します。

手法①看板

1つ目の従来のマーケティング手法は看板です。
看板は常に特定の場所で設置されているので、一度作ってしまえばその後は費用がかかりません。
そのため、広告の運用費のようなランニングコストが不要で、コスト面で優れていることがメリットといえます。

しかし、看板は人目につく機会こそ多いものの、集客につながる確率は非常に低いです。
事業内容にかかわらず、店舗を運営している事業者は必ずといっていいほど看板を立てているので、人目に触れても意識させることは極めて難しいのです。

手法②チラシ

2つ目の従来のマーケティング手法はチラシです。

最近では、インターネット上でチラシのテンプレートを入手できます。
そのため、自分で印刷やポスティングをする場合は、外注しなくても費用をかけずに制作できます。
費用を抑えて集客できることがメリットといえるでしょう。

しかし、チラシは反響率が非常に低いというデメリットがあります。
チラシは新聞折込やポスティング、手渡しで配布できますが、ターゲットを選定できません。
そのため、ターゲットの手に届く確率が低くなり、配布する労力に対しての反響率が低くなるのです。

関連記事>>生徒が集まる塾チラシの作り方

学習塾が活用できるWebマーケティング手法

スマートフォンが普及している近年では、インターネットを活用して学習塾を選ぶ人が大部分を占めています。
そのため、インターネットからしっかりと集客できるようなWebマーケティング手法を行うことが重要です。

そこで、以下に学習塾で活用できるWebマーケティング手法を解説します。

手法①MEO対策

1つ目のWebマーケティング手法は、MEO対策です。

MEO対策とは、Googleで地域名+カテゴリーのキーワードで検索したときに、検索結果にいくつか出てくる地図の枠内で上位化を狙う施策です。
基本的に、Googleマイビジネスと呼ばれるものに登録することで、地図の枠に表示させることができます。
Google Mapの検索結果においても、地図のなかの所定の場所に店舗の情報が登録されるようになっているため、MEO対策は枠内の上位化だけではなく、マイビジネスの充実化も必要になります。

マイビジネスの充実化とは、口コミに返信をすることや、営業時間・住所・写真などを更新することです。
塾でのMEO対策では、マイビジネスの充実化が重要です。
マイビジネスを見る人は、その塾がどれだけ活動的であるかを評価する傾向があるため、塾のWeb担当の方はマイビジネスの情報を常に更新しましょう。

手法②SEO対策

2つ目のWebマーケティング手法は、SEO対策です。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、特定の検索キーワードで自社のWebサイトを上位化できるように対策することです。

塾の場合、「地域名+塾」「地域名+○○受験」などのキーワードで検索されたときに上位にくるように対策することが多い傾向にあります。
塾のSEO対策では、学び方のノウハウや勉強のコツなど塾に関するお役立ちコンテンツというかたちで毎月一定数のコラム記事がホームページにアップされることが多いです。
そのため、長期的にみてホームページが資産となることがメリットといえます。

手法③リスティング広告

3つ目のWebマーケティング手法は、リスティング広告です。

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したときに、検索結果の一番上と下に出稿されている広告のことです。
塾でリスティング広告を運用する場合、SEO対策やMEO対策と同様に「地域名+塾」といった検索キーワードでヒットするようにすることが一般的です。

リスティング広告はクリック単価制で、クリックされればされるほど広告費が増大します。
ただし、月にかける広告費の上限を定めることができるので、予算内でコントロールしながら運用できることがメリットです。

関連記事>>学習塾向けのネット広告の種類と成功させるポイント

手法④SNS

4つ目のWebマーケティング手法は、SNSです。

SNSにはさまざまな種類がありますが、塾で活用できるSNSはTwitterやInstagram、Facebookなどが挙げられます。
SNSでは、ホームページで投稿するよりも、短い文を活用することや写真を積極的に使用することが多い傾向が見られます。

塾でSNSを活用する場合は、入塾キャンペーンの告知や塾の雰囲気を伝える写真を積極的に投稿することが有効的でしょう。

学習塾の利益率を上げる方法

こちらの記事では、学習塾の利益率を上げるための3つの方法や、塾経営者に必要なスキルについて解説します。

少子化に伴い、学習塾に通う子どもの母数が減ってきている昨今。
そんななかでも学習塾が生き残っていくには、生徒数を増やすことだけでなく利益率を上げることも意識することが大切です。
なかなか利益率が上がらずお悩みの塾経営者様はご一読ください。

学習塾の利益率を上げる方法

塾の集客はアナログではなくWebマーケティングが主流

いかがでしたでしょうか。

近年では、塾の集客方法はアナログからWebにシフトしています。
現に、ここ20年でWeb経由での入塾経路が2.5倍になったことも紹介しました。

主なWebのマーケティング手法としては、SEO対策やMEO対策、リスティング広告、SNSの活用などが挙げられます。
特にSNSの運用は費用をかけずに始められるので、予算があまりない場合は有効的でしょう。

冨永教育経営研究所では、学習塾の経営者様に向けて経営・集客のサポートをさせて頂いております。

プロが認めた学習論と最先端の集客方法を用いて、学習塾経営者様のお悩みを解決いたします。
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