塾経営が厳しい理由・成功させるポイント

あこがれの塾経営を始めたものの、生徒の獲得などが上手くいかず「こんなはずじゃなかった……」と頭を抱えている人も少なくないでしょう。
少子化などの影響を受けて、日本の学生数は減少しており、同時に倒産する塾の数も増えています。
ここでは、そんな塾経営に関するノウハウを紹介。
「塾経営を成功させたい!」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。

塾経営の現状

塾経営の現状についてお伝えします。

1.少子化

日本は少子化真っ只中。
出生数も年々減っており、2020年の出生数は約84万人と統計史上最少となりました。
その影響を大きく受けているのが、学習塾。
倒産も相次いでおり、2018年には35件もの学習塾が倒産の憂き目に遭いました(帝国データバンク調査より)。

現時点で、少子化が改善される見込みはなく、今後さらに厳しい競争にさらされる可能性があります。

しかし少子化は進行しているものの、一人当たりに対する教育費は増加傾向にあります。
そのため、子どもの人数が減った分、どれだけ一人一人に対して質の高い教育ができるかどうかが、生き残りのカギになると思われます。

2.競合の増加

現在、塾業界では、個別指導がブーム。
個別指導は1~3人といった少数の生徒相手に1人の講師が指導するスタイル。
集団指導と異なり、広いスペースが必要ないため、自宅開業も含め小スペースで始める人が増えています。

塾を開業するには、資格も不要で、個人事業主としての登録をすればいいだけです。
そのため、自宅の一部を塾用のスペースとして、少人数の子どもたちに教える個人塾が増加しています。
その分、生徒数の減少も相まって、競争が激化しているのです。

塾経営が厳しい理由

塾経営に興味を持ったものの、なかなか軌道に乗らず、「うまくいかない……」と悩んでいる人もいると思います。
塾経営はなぜ難しいのでしょうか?
ここでは、塾経営で行き詰まる理由をお伝えします。

1.生徒数の減少

上記にもありますが、現在、日本は少子高齢化社会で学齢人口はどんどん減少しています。
2020年以降はコロナウイルスの影響もあり、さらに問い合わせ数は減少したといわれています。

少子高齢化がさらに進行すれば、生徒数も減少傾向が続き、塾同士の競争が激化します。
塾の淘汰が進むことが予想され、生き残りにはより多くの生徒が「この塾で受講したい!」と思えるような魅力的なカリキュラム・講師陣などが必須になると思われます。

2.ビジネスモデルの変化

学習塾業界は、現在、ビジネスモデルの変化が行っています。
学習塾といえば、以前は広い教室にたくさんの生徒を集め指導する“集団指導”がメインでした。

しかし徐々に生徒数の減少やニーズの変化を受けて、講師1人に対して1~3人程度の生徒が受講する“個別指導”の人気が高まっています。

さらに2020年以降はコロナウイスルの影響を受けて、映像授業を配信する塾の需要が向上しました。

このように学習塾業界は変化の波にさらされています。
そのなか時代の要請を受け、いち早く自分たちのビジネスモデルを変化させることができた塾こそが、生き残れると考えられています。

3.他塾の経営者とのつながりがない

塾経営は“人”を相手にする仕事。
そのため、人とのつながりをおろそかにしている経営者は生き残れません。

塾経営を成功させたいのであれば、生徒や保護者はもちろん、講師や出入りの業者などすべての人に対して親切に接しましょう。
経営者だからといって、横柄な態度をしていたら、すぐさま「あの人は対応が悪い」と噂が立ってしまいます。
同じように、講師も評判が悪いと、保護者や生徒などからすぐに悪評が広まってしまうので、管理する必要があるでしょう。

笑顔で楽しく周囲と接することで、自然と人望が生まれ、塾経営が軌道になることもあります。

4.経費の管理

塾を開くには開業費用はもちろん、運営資金も必要となります。
塾経営は比較的手軽に始められるものの、毎月の人件費や賃料、教材費などさまざまなお金がかかります。

売上が思ったように上がらないと、毎月の費用ばかりかかってしまい、経営が行き詰まってしまうことも……。
「子どもが好き」「教えることが好き」などの理由で塾経営を始めたかもしれませんが、教室を続けるには費用を稼いでいかなくてはなりません。
そのためにも、自分は「経営者だ!」という意識を持ち、塾の発展のためにさまざまな施策を行っていきましょう。

塾経営を成功させるポイント

では、塾経営を成功させるためには何が必要なのでしょうか?
ここでは、塾経営を成功させるために抑えておきたい5つのポイントを紹介します。

1.生徒の成長に貢献する

塾講師の最大のやりがいは生徒の成長です。
塾の先生はただ勉強を教えればいいだけでなく、生徒の成長にも貢献しなくてはなりません。
単に成績をアップさせればいいだけでなく、目標を立てて、地道に努力を積み重ね、ゴールを達成する喜びを通じて、人間力の向上にも貢献していく必要があるのです。
生徒-先生間を超えた、人と人としてのつながりを築けたのであれば、生徒は先生に一生感謝してくれてもおかしくありません。
そのような生徒がたくさんいれば、自然と塾経営も軌道に乗るはず。

勉強を教えるだけでなく、生徒と一対一の強固な関係を築き上げるようにしてください。
そのような関係は、生徒だけでなく、塾にとっても大きな財産になるはずです。

2.ターゲット・ビジョンを明確にする

塾経営で成功するには、まずターゲットを明確にする必要があります。
一口に「塾に通いたい人」といっても、さまざまなニーズがあります。
東大に合格したいと思っている生徒と学校の授業についていけない生徒が同じ教室で同じ授業を受けたとしても、高い成果を上げることは難しいでしょう。
自分たちはどのような生徒に教えたいと考えているのか、明確にすることが大事です。

またターゲットが決まったら、彼ら彼女らにどのような教育を施すのか、ビジョンを明確にしていきましょう。
高い合格実績を誇る塾にしたいのか、それとも一人一人の個性に合わせた指導法を売りにする塾にしたいのか……。
塾によって、良しとする考え方は異なります。

自分たちは誰にどのような教育を提供したいのか、よく考えてから塾経営に乗り出しましょう。

3.保護者の信頼を得る

塾経営においては、生徒だけでなく保護者の信頼を得ることも重要です。

保護者との信頼関係を築くため、保護者面談制度を取り入れている塾もあります。

保護者の不安や悩みを聴くことで、生徒を見ているだけでは分からなかった部分も見えてくるようになりますし、今後の指導にも活かせます。

また保護者と定期定期にコミュニケーションをとることは、退塾予防にもつながります。

保護者の方を通じて、改めてお子さんの進路・進学についての悩みを把握し、より保護者のニーズに合った指導を行っていきましょう。

4.生徒集客に力を注ぐ

塾経営はそもそも生徒が集まらなければ、成り立ちません。
「良い授業をしていれば、きっと生徒は集まってきてくれるはず」なんていうのは時代遅れ。
そのような運気を信じて、授業ばかりしていたら、積極的に広報活動をする塾に後れを取ってしまいます。

塾の生徒集客は、まず塾の立地が大きく関わってきます。
たいていの生徒は塾のある場所から半径3キロメートル以内のところに住んでいます。
そのため、その範囲内に塾に通うような子どもがいなければ、塾の集客はかなり難しくなってきます。

チラシやDMといった従来型の方法から、近年はWEBサイトやインターネット広告、SNSなど最新のツールを利用して集客に励む塾も少なくありません。

生徒も保護者もより自分たちに合った塾に通いたいと思っています。
「あなたにとって、私たちの塾が最適だよ!」ということを伝えるためにも、積極的に広報活動を行っていきましょう。

5.経費を意識する

塾経営は、儲けが出なければ続けられません。
儲け主義が塾にとって良いか悪いかは別として、自分たちの生活費や教室の賃料も払えないようでしたら、早晩潰れてしまうことは確定です。
そうならないためにも、利益を出すだけでなく、経費削減にも取り組んでいきましょう。

塾経営をするにあたって、毎月、宣伝費、教材費、人件費といったさまざまな費用が発生します。
それらのコスト管理をしっかり行って、不要な出費は抑えなくてはなりません。
最近はチラシを刷らなくてもSNSやブログを使って無料でアピールすることもできますし、自宅開業をすることで家賃を抑えることもできます。
最初から軌道に乗るとは限りませんので、できれば小規模にスタートして、徐々に必要経費も増やしていきましょう。

効果的な学習塾の集客方法

こちらの記事では、学習塾の経営者向けに、効果的な学習塾の集客方法について解説しております。

塾の経営を始めたものの、なかなか生徒が集まらない……。
そのような悩みを抱えている方も多いと思います。生徒を集めるにはどうすればいいのでしょうか?

塾の集客方法について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

効果的な学習塾の集客方法

塾経営で成功するためには、さまざまなスキル・ノウハウが必要

塾の経営についてお伝えしました。
塾は比較的始めやすい事業ですが、軌道に乗せるまでに時間がかかることも……。
近年は少子化や競合の増加によって、塾経営も半端な気持ちではなかなか上手くいきません。
なぜ塾を開業しようと思ったのか。
改めて考えてみて、自分の理想に合った塾を創り上げていきましょう。

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